2016/11/25

職人が持っている寸法について
































現場が完成に近づくにつれ

大工の造作。

建具の取付け。

家具の設置などその精度は順に上がっていく。


それぞれの職種には最低守らなければならない寸法精度のレベルがある。

その協調やバランス、調整が建築を管理する僕らにとっての醍醐味でもある。

一人の職人がどんなにいい精度の高い良い仕事をしても

その前後の職人の精度が悪ければ、

全体的には精度の悪い仕事に見えてしまう。

ただ全ての職人が家具や建具職人のレベルに合わせることは不可能なことだ。

僕には、職種に従い順に以下のような感覚的な基準がある。

これを超えないことを目安にして仕事を見ている。


土工職人(主に基礎などを作る時の土工事に関る職人)                        数センチ

型枠大工(基礎などのコンクリートの型枠を作る職人)                        数ミリ

造作大工(主に木造や内装の造作をする職人)                            1,0mm

建具職人(ドアや引戸などを作り設置する職人)                           0,5mm

家具職人(造り付けの家具や単体の家具などを作る職人)                       0,1mm

指物師(たんす,長持,机,箱火鉢など板を差合せてつくる木工品の職人) 0,05mm



これはあくまで僕が目安にしている寸法で

おそらくひとそれぞれだと思うし、それが建物の個性にもなるから

一口に言って正しいとか正解はないと思う。



ただ最近感じているのは、

家具職人の竹村さんが現場に入ってくれるようになって

僕の建築の精度はもうワンランクアップしたと思う。

彼の家具の仕事は、家具職人のレベルではなく指物師のレベルにあると思う。

それにつられ全体の精度を上げざるを得なくなっていて

僕が特に指示しなくても無意識のうちに職人たちが感じているのだと思う。

















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