2016/11/30

手すりの材料


今日は北洋木材の草野くんのところに行って
三が峯の家の階段の手すりの材料を選んできた。
材はブラックウォールナット。
家具でよく使う材だけど建材ではめったに使わない。
もちろん高価なこともあるけれどその色合いが独特なので結構使い難い。

今回は手すりというワンポイントアクセントで使ってみた。
段板はホワイトオーク、吊り材はチーク、手すりはブラックウォールナット。
ちなみに設計では吊り材と手すりは南洋材(セランガンバツ)程度のつもりだったが、
現場に入ってから変更した。
自分で選んでおきながら本当に贅沢な仕上だと思う。
でも、この家にはこれが似合うと思う。

写真は北洋木材の草野くん。
こんな感じで奥に積んである材をフォークリフトで出してきてくれる。





























今回は他に建具座材のホワイトオークがたらなくなったのでそれも調達した。
ホワイトオークは宅配便で僕の愛車にはブラックウォールナットを乗せて今から現場へ配達。











































ちなみにこれが北洋木材の名古屋市店の倉庫の全景。























備忘録  ー老子の教えー





自分自身であること。
自分だけで全てを決めるのは、不安なものです。しかしその不安に負けてはなりません。他人からの賞賛を求めようとするならば、必ずやあなたはその奴隷となるでしょう。勝とうとしないことです。誰とも競わず、誰とも比べなければ自分自身になれるでしょう。




愛すること。
優しい心の持ち主には、優しさで応えなさい。優しさを持たない者にも、優しさで応えなさい。さすれば誰もが優しくなるでしょう。誠実な者には、誠実さで応えなさい。誠実さを持たない者にも、誠実さで応えなさい。さすれば誰もが誠実になるでしょう。人に愛されることは「自信」を、人を愛することは「勇気」を生むのです。





謙虚であること。
あらゆる小川は、ひたすらに低い方向に流れていくことで、やがて大海となります。謙虚に生きることは賢明なことです。

2016/11/29

手すりのモックアップ



三が峯の家の手すりのモックアップを作った。
ブラックウォールナットで作ろうと思う。
明日、北洋木材の草野くんのところに材料を見に行こう。






















ホンダ S600


天白のオートバックスに行ったらホンダS600があった。

オープンカーは時々見るけれどクーペは本当に記憶がないくらいひさびさに見た。
やっぱりこの頃の日本車のデザイン力は
トヨタ2000GTを始めとしてまさしく世界のトップを走っていたと思う。
それを思うと今は本当に乗りたい車がないな。


この頃に比べれば明らかに今の方が
デザイン教育も進んでいるはずなのにな〜。

おそらく今はデザインが何か別の目的のためになされているからだろうな。
デザインする人自身が評価や結果を意識しすぎるから
作っている人たちの歓びとか楽しさが全く伝わってこない。


これがみんな求めていた豊かさなのかな?


とにかく先日の日曜日は久々に初恋の人に会った気分で少し興奮した。







このお尻の見事なデザイン。
本当に日本人がデザインしたのかな?



2016/11/26

みんなが幸せになる家づくり


一昨日、先月の住宅特集が縁で板金職人(NSシートメタル)の天野さんと

大工の遠藤さんがはるばる富士宮市から来てくれた。

いろいろ話を聞くと、どこでも職人事情は変わらずみんな苦しんでいる。

本当にどうにかして思い出に残るような楽しい仕事をさせてあげたいと思う。



いろいろ原因とか山ほど書いたけど消した。



やっぱり今の職人の現状を打開できるのは僕ら建築士しかいない。

家づくりに関る全ての人を幸せに出来るのは僕らしかいない。

施主だけが幸せなんて誠実な仕事じゃない。

施主も望んでないはずだ。


家の価値を作り出すのは僕ら。

だから、自分の仕事を安売りしないでほしい。

安売りを決めた瞬間に職人を切り捨てたことを自覚してほしい。

僕ら建築士は工務店の向うにいる職人のことを知らなさすぎる。

彼らの悲鳴を聞こえない振りをするのは止めよう。

彼らの価値はそのまま僕らの価値だ。

別に彼らみんな裕福な生活をしたい訳じゃない。

そんなのは職人になると決めた段階で諦めている。

せめてやり甲斐のある面白い仕事をさせてあげたい。


それにはまず僕ら建築士が仕事にプライドを持とう。

決して安売りできない価値を磨こう。

そして、何より自分自身がおもしろがって楽しもう。


お金という責任を持つ工務店がいる限り限界があるのもよく知っている。

言い訳をいっているうちは何も変わらない。

後は勇気を持つだけだ。


そうすればみんなが幸せな家づくりになる。

























2016/11/25

職人が持っている寸法について
































現場が完成に近づくにつれ

大工の造作。

建具の取付け。

家具の設置などその精度は順に上がっていく。


それぞれの職種には最低守らなければならない寸法精度のレベルがある。

その協調やバランス、調整が建築を管理する僕らにとっての醍醐味でもある。

一人の職人がどんなにいい精度の高い良い仕事をしても

その前後の職人の精度が悪ければ、

全体的には精度の悪い仕事に見えてしまう。

ただ全ての職人が家具や建具職人のレベルに合わせることは不可能なことだ。

僕には、職種に従い順に以下のような感覚的な基準がある。

これを超えないことを目安にして仕事を見ている。


土工職人(主に基礎などを作る時の土工事に関る職人)                        数センチ

型枠大工(基礎などのコンクリートの型枠を作る職人)                        数ミリ

造作大工(主に木造や内装の造作をする職人)                            1,0mm

建具職人(ドアや引戸などを作り設置する職人)                           0,5mm

家具職人(造り付けの家具や単体の家具などを作る職人)                       0,1mm

指物師(たんす,長持,机,箱火鉢など板を差合せてつくる木工品の職人) 0,05mm



これはあくまで僕が目安にしている寸法で

おそらくひとそれぞれだと思うし、それが建物の個性にもなるから

一口に言って正しいとか正解はないと思う。



ただ最近感じているのは、

家具職人の竹村さんが現場に入ってくれるようになって

僕の建築の精度はもうワンランクアップしたと思う。

彼の家具の仕事は、家具職人のレベルではなく指物師のレベルにあると思う。

それにつられ全体の精度を上げざるを得なくなっていて

僕が特に指示しなくても無意識のうちに職人たちが感じているのだと思う。

















2016/11/21

希有な縁

































先日、竹ノ山の現場で鉄筋工の本間さん(中央)と

型枠工の京田さん(手前)がスタッフの神谷くんと打合せ中のワンショット。

この2人の職人は間違いなく、今日本の職人の中でも最高レベルの技を持つ職人だ。


もちろん僕が指名をしているのだけれど

今この時代にこの地域で私と仕事をしてくれる

希有な縁と幸運を感謝しないわけにはいかない。


それは他の職人にもいえることだけれど

毎回違う納まりで初めてのことが多いので手間で面倒なことばかり。


普通だったらグチや不満だらけになることを

黙々と仕事を成し遂げていく職人さんたちに

手を合わさずにはいられない気持ちだ。







2016/11/18

コルビジェと繋がった瞬間


先日まで写真家ルシアン・エルヴェのことを知らなかった。

でも、僕は彼の数少ない写真集のうち2冊も所有していた。

それもその2冊は僕のお気に入りの写真集だった。

ということは、僕は写真家の名前で写真を選んでいるのではなく、

写真だけを見て判断していた。

と、昨日あらためて気付いた。笑



おまけにルシアン・エルヴェは

「建物とは人によって作られ、そこに人が住むもの」

ということを大切にしていたようだ。

これも全く僕の建築づくりに重なるところだった。



もうひとつおまけに彼がコルビジェの専属の写真家だったことも全く知らなかった。

これは僕にとってとてもボーナスな情報で

写真を通してコルビジェと繋がった気がした。




日常的に名前や固有名詞などが覚えられないのもこれだ。

印象とかその時の感情を記憶に留める傾向があるようだ。

これが建築にいい影響を与えているかどうかは分からないが、

無意識のうちにmore less の方向にいっていることには違いが無いようだ。



2016/11/16

レバーハンドルの試作































レバーハンドルの3回目の試作が今日堀商店から送られてきた。
ほぼほぼ完成に近づいてきました。
上がボクが作ったモックアップ。
それを参考に3Dプリンターで作った試作が下。
3Dプリンターのおかげで情報の共有ばかりでなく、
ものの共有が出来ることが素晴らしい。
みんなが3Dプリンターを持てば、
ちょっとしたドラえもんのポケットになる。






























それでもやっぱり少し注文をつけた。
このレバーハンドルの名前は「オリーブ」。
これはオリーブの実をイメージして作った。
一番肝心のこの部分がいまいち。
僕が削って送るつもり。












役に立つところから革新は生まれない。




先日、あるノーベル賞受賞者が、こんなことを言っていた。

「役に立つことを想定して研究をしたら、革新的な発見、発明は生まれないでしょう。」



その意味や目的、価値は既存の社会的条件の中から生まれるもの。

その既存をよりどころにしたら難しいのも頷ける。



アタラシモノ好きの大学の先生たちは、

すぐ生徒に

「コンセプトは?」

とオウム返しのように学生に聞く。



意味や価値を目的にしたら真の革新は生まれない。


何よりも建築に夢をもつ学生が少なくなったのが残念だ。

2016/11/15

友人の長田くんが僕のことを解説してくれたので紹介します。


友人の長田くんが、自分のブログで僕のことを解説してくれたので紹介します。


建築工藝舎のBlog



ちなみに彼のプロデュースで来年始めにはボクが作ってきた金物や家具などの
ネットショップを開設します。
随時、商品を増やしていくのでお楽しみに。

2016/11/07

高山散策2

高山に行くとみんな訪れる通り。

でも店は時代と共に少し変わってる。

飛騨牛のにぎり寿司店は一番の行列だった。

僕はみたらしだんご、手焼きせんべい、ソフトクリームを食べた。






























20年ぶりの吉島家。

見学者はほとんどいなかった。

今回で4、5回目。

始めてのほぼ独り占め。

原点に帰らせてくれるいい建築。








































その後は閉場40分前に飛騨の里に滑り込み。

自分の建築心が汚れているのがよくわかる。


高山散策1




工房を後にして、ほぼ隣にあるお寺のもみじが素晴らしかったので少し紅葉狩り。










家族は紅葉、僕は山門ばかりに目がいった。
どちらも素晴らしかった。






































その後すぐ近くの蕎麦屋の中仁で昼食。
ざるそば大盛り¥1100円






























そばがき¥300円


職人さんに会いに高山に行って来た。


久々に高山に来た。

今回の目的は、家具職人の牧野さんい会うため。
Makino wood works

牧野さんは1月ほど前に僕の事務所に来てくれた。

今回は僕が訪問するスウィッチ訪問。

2時間ほどの訪問だったけれど、ものづくりをするもの同志、楽しい話が出来た。

家具も建築と同じように作り手の本質的な部分がリアルに出てしまう。

絶対にごまかせない。

だから必ず作ったものを見る必要がある。

周囲はこんな景色が広がるいいところ。


山裾にあるほぼセルフビルドの工房。





























愛車は僕と同じ軽トラ。






























いつか一緒に仕事をしたいと思った。






2016/11/01

昨日の晩ご飯










































昨日の夕食のさんまを見ていたらむかし見たキャラ弁を思い出して作ってみた。

そこで長女との会話。

私「どう?」

長女「何でさんまに小熊なの?」

私「エッ! 熊に見える?」

長女「どう見ても熊でしょ。」

私「子猫のつもりだったんだけどな。」

長女「・・・・   」