2016/05/31

ぜんぶ手でつくる  38







苦手なこと








昨日、仕事仲間と少し長電話をした。
彼は、去年仕事をした著名な建築家の話をしてくれた。
電話を切った後、久々に挫折感にも似た脱力感を感じた。


話の中身は、アウトプットのスキルや関心の違いについてだった。そして、それで知名度にかなりの差が出ることの彼なりの感想だった。

話は的を射ていた。そのことは自分でも充分に自覚し、もう何年も悩んでいることだ。

理由も自分ではよくわかっている。

ボクにとって何より楽しいことは、

「設計をすること。」

「みんなで心をひとつにして建築を作ること。」

それ以外のことにどうしても楽しさを見出せない。

ましてや、どんなに美しく撮られた写真であっても「これが私の建築です。」といって発表することにどうしてもわだかまりがある。

当然アウトプットに費やす時間は少なくなるし、スキルも上がらない。今さらそこで勝負をしても勝ち目もないし、やりたくもない。

職人の息子は所詮そういう才能はないと諦めて自分の得意とするところを極めるしか無いのかもしれない。


まだしばらく綱渡りのような人生が続きそうだ。

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