2015/08/27

ぜんぶ手でつくる 17




「普 通」




「見たことのない普通のたてものをもとめて」

この言葉をHPのトップに使うようになって20年以上になる。

「普通」

この言葉の意味は人の数だけある。今まではあえて言及しないことで矮小化を避けてきた。しかし、私の建築を理解する一助になればと思い書くことにした。

Wikiで調べてみると「特筆すべき属性を持たない状態」、「人並み」、「平凡」などと書かれてある。これらの共通する概念が「他」。一方、私が常に求めているものは「普遍」。これは「自」という概念が中心に来る。これは「他」と対極に当たるように思える。

でも、「生」と「死」のように表裏一体に思えてならない。人は「他」を排除して生きていけない。社会のなかで常に「他」と「自」が入れ替わりながら生きている。「自」の中に「他」を見出し、「他」の中に「自」を見出していくことが「自分を生きる」ということだと思う

仮に人間が「普遍」というものを創り出せるとしたら「普通」の中に見出していくべきだ。そこから距離をおいてはいけない。

「死」を感じない「生」に魅力がないように「普通」を感じない「普遍」には魅力がない。

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