2015/07/16

安藤さんの会見を見て

同業者のコメントを読むとかなり安藤さんに同情的なものが多い。
でも、ボクは「お前らアホか!」って言いたい。
今日の会見を聞いた多くの一般の人たちはどう思っただろう。

「あ〜建築家って表面的なデザインをする人で工事費や予算のことはよくわかんなくて、
後は全部建設会社が責任を持つわけね。」

多分、ほとんどの人はそう思ったと思う。
世界のトップアーキテクトの安藤さんがそうだとしたら市井のボクら設計士は
おそらくもっと能力が落ちるだろうと思われるのは至極当然のことだ。

今は普通のことだから仕方ないといえばそれだけのことだが、
建築家がデザインのみで審査することを受け入れること自体、
自ら建築家の職能や地位をおとしめていると思う。

かつて丹下さんが代々木体育館を作った頃の建築家はもっと責任も権限も能力もあった。
また期待されていた。しかし、今は違う。安藤さん然り。
今は建築家自身が放棄している時代だ。

実際、安藤さんだってここ20年ほどは駄作ばかりだ。
彼を理想に建築を学んだボクのとって耐えられない20年だった。
彼のことはもういい。

今回ほど建築家の職能がおとしめられた出来事は姉羽事件以来ではないだろうか。
彼は押しも押されぬトップアーキテクト。
死ぬまで絶対に仕事に困ることはない。
そんな彼を擁護するほどみんな余裕があるのだろうか。
ボクは彼の記者会見を見て、ボクらの仕事の基盤が崩れ落ちている感じがした。
ボクら建築を設計するものは、コンプライアンスとデザインのみに留まらず
より高度な職能と責任を持つことでクライアントを含めた建築全体により深く関れるようになる。
また、今そうしなければ生残っていけない。

かつてのカーンや丹下さんの頃のように。

ボクはひとりでも戦っていきたい。










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