2015/01/15

最近は


年が明けてやっていることは、いつものコレ。
ディティールを考えるのはボクの設計のなかで最も大切な仕事。

この部分のディテールの修正は、たぶんこれで4回目くらいになると思う。
施工する直前に再度修正をかけるが、設計の段階ではおそらくこれが最終になると思う。


この仕事を20年以上もやってても、どうしてもディティールを1回で決めることが出来ない。


その都度、関連する図面はすべて描き直さなければならないのでこんな非効率な仕事のやり方はない。
でもどうしても一通り描いて全体を見通さないと案が練れていかない。

少し時間を置きながらこの作業を3、4回繰り返すことでほぼ完成品となる。
後は施工の直前にもう1回練り直し完了する。



実はこの詳細図、40歳を超えた頃からやっと自信を持って描けるようになった。
それまでは描いたとしてもその案が強度、機能、施工方法、材料の有無など
何一つ確信が持てず、不安ともどかしさを抱えながら設計をしていた記憶がある。
ちょうどそれはピントのずれた写真のような図面といった感じ。


今は確実にピントを合わせられるので、以前より設計がとても楽しくなった。
引出しも増えたせいで、ひとつのディティールにいろいろな納まりが
考えられるようになったのも練り直しの回数が増えた原因かもしれない。


設計するということは、外国語で小説を書くようなものだと思っている。
ひとつのディティールがひとつの単語になる。
その意味を感覚的に消化できていないと的確な言葉を選択できないように
素材や寸法、機能、施工を理解していないと建築全体の緊張感が損なわれる。

だから思ったように建築を作ろうと思ったらネイティブになるくらい
ディティールを描き続けなければなかなか修得できないと思う。



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