2015/01/05

あけましておめでとうございます。


本年もよろしくお願いします。
新年にあたりここで宣言するほどの抱負もありませんが、
例に漏れず私も寄る年波には勝てず、年々1年が早く感じられるようになりました。
これは聞くところによると明らかに能力の低下ということだそうです。
本人も脳を使っている部分が以前よりも少なくなってきていることは自覚しております。

ただ、それは悪いことばかりではありません。
限られた時間、能力の中で自分がしたいこと、しなければならないことなどを
仕分ける能力は明らかに高まったような気がします。
逆を言えば、あきらめる能力が高まったとも言えます。

「あきらめる」は通常、
「希望がないと思ってやめる、断念する」などの意味で使われます。
しかし、本来お釈迦様が説いた4つの真理「四締」からきています。
簡単に言うとこんな感じです。
「現状を認識し、それを受け入れ、やるべきことを明らかにすること」

もっと簡単に言うと
「欲を捨てろ」ということ。

若い頃は時間も体力も十分あるから、何でも出来ると思って欲をかくけれど
年とともに出来ないことは少しずつ増えて、諦めざるをえなくなる。
これが必然的に「明らめる」にリンクして、
やれることも限られるから、欲も減らさざるをえなくなる。

だから自然と作るものは洗練され、シンプルになっていくような気がする。
優れた芸術家の晩年の作品にすごみが出るのは案外こんな理由なのかもしれない。


若いときの能力を失くすことで、また別の能力を得る。
両方を同時に得ることは難しい。
しかし、早世の芸術家にそういう選ばれた人は多い。
例えば、モーツアルトやゴッホなど。

そんな天才たちのことを羨んでもしょうがないので
今年も悔いのないよう「明らめ」の年にしたいと思います。




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